【デジタル変革をスムーズに】プロ直伝！DXに使える補助金＋αを簡単解説！

企業がデジタル技術を活用して、ビジネスモデルの創出・古い経営システムからの脱却を図るための取り組みを「DX」といいます。
DXは、市場において競争優位性を維持するために、大切な課題です。
今回は、企業DX化の取り組みに使える補助金5選と、企業の取り組み次第でDX化に使える可能性のある補助金を紹介いたします。

1.DXに使える補助金5選

現在日本では、政府・自治体・企業が一丸となったDX化を目指しており、DX化推進のための補助金も数多くあります。
今回は、数あるDXに使える補助金のなかでも、プロが教えるおすすめの補助金を5選で紹介いたします。

1-1.ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

中小企業基盤整備機構が行っている、商品・製品の開発やサービス向上にに向けた取り組みを支援する補助金で、「ものづくり補助金」とも呼ばれています。
この補助金の「デジタル枠」では、DX化のための革新的な製品・サービスの開発、デジタル技術を活用した生産・サービス提供方法の改善を行うことで、補助金が給付されます。

こちらの補助金についての公募要領など、詳しい情報は公式サイトでご確認ください。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金について、下記の記事もおすすめです。
《2023年度版》ものづくり補助金の拡充部分・採択率アップのコツを簡単解説！

1-2.IT導入補助金

一般社団法人サービスデザイン推進協議会が行っている、ITツールなどのデジタル技術を活用した企業の経営力向上を目的とした補助金です。

 

こちらの補助金では、対象経費によって補助金額上限の変動があります。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。

1-3.中小企業地域経済政策推進事業費補助金

経済産業省が行っているDX促進事業の1つで、「地域DX促進環境整備事業」とも呼ばれています。
地域のDX実現に向けた取り組みや、デジタル技術と地域の特性を合わせた事業創出に対する支援が行われます。
この補助金には「地域DX支援活動型」と「地域デジタルイノベーション実証型」、2つの類型があり、企業が取り組む事業内容に合わせて申請枠を選択します。

この補助金の詳しい情報については、下記の公式サイトでご確認ください。
地域DX支援活動型公式サイト・地域デジタルイノベーション実証型公式サイト

1-4.産業DXのためのデジタルインフラ整備事業

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が行っている、スマートビルやデジタルエージェントの活用などを通じて、社会的課題の解決を目指す補助金です。
予算の範囲内での採択が行われており、2～3件の採択が予定されています。

この補助金の詳しい情報については、公式サイトでご確認ください。

1-5.日ASEANにおけるアジアDX促進事業

独立行政法人日本貿易振興機構が行っている補助金の1つで、日本企業がASEAN企業とデジタル技術を駆使して、経済・社会課題の解決を目指す取り組みを支援しています。
2023年度では、「通常コース」と「ブーストアップコース」、2つのコースで実証事業の公募が行われます。

この補助金では、総事業費が大きくなる実証事業に対する特別枠が用意されています。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。

2.DXに使える場合もある！？＋αでご紹介したい補助金3つ

企業のDX化を目指す取り組みに対して、使える場合がある補助金3つを、簡単な制度内容を中心に紹介します。

2-1.事業再構築補助金

中小企業庁が実施している補助金の1つで、経済社会の変化に対応するための取り組みを支援しています。
企業のDX化を推進することで、大きな事業変革を目指す際に活用できる場合があります。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。

事業再構築補助金について、下記の記事もおすすめです。
【事業再構築補助金】基礎から2023年度改定予定の内容までを解説！

2-2.小規模事業者持続化補助金

全国商工会連合会または、日本商工会議所が実施している補助金の1つで、企業の持続的な発展を目指す時に活用できる補助金です。
この補助金では、業務効率化にかかる経費が一部給付されるため、DX推進による業務効率化を図るときに活用できる可能性があります。
詳しくは、下記の「小規模事業者持続化補助金」公式サイトよりご確認ください。
全国商工会連合会公式サイト・日本商工会議所公式サイト

小規模事業者持続化補助金について、下記の記事もおすすめです。
【2023年度版】小規模事業者持続化補助金の改定内容から申請方法まで解説

2-3.地域一丸となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業

観光庁が、地域の「稼ぐ力」を回復・強化することを目的に始めた補助金です。
地域活性化の計画を構築し、宿泊・観光施設の改修や廃屋の撤去など、地域一丸となってDX化を目指すときに活用できる場合があります。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。

補助金を活用して企業のDX化を目指そう！

DXを推進することで、生産性の向上・事業の効率化・リスク回避 などのメリットを得やすくなります。
今回紹介した補助金を活用して、企業のDX推進を検討してみてはいかがでしょうか。

DXに使える補助金について、より詳しい情報をお知りになりたい場合には、補助金活用支援合同会社へお声かけください。
企業の状況や取り組みに合う補助金をご提案させていただきます。
ぜひ一度、補助金活用支援合同会社にご相談ください。

監修者プロフィール

補助金コンサルタント　上田　晃生

1977年生まれ神奈川県横浜市出身。
OA機器の営業から飲食業界に入り店長・統括等を経験し、経営コンサルタント会社へ転職。

2021年に補助金活用支援合同会社を設立し独立。