クラウドファンディングと補助金を併用するメリットとは?おすすめの補助金も紹介

補助金と併用するクラウドファンディングを考える人々のイメージ

資金調達や新規顧客の獲得など、さまざまなメリットを得られるクラウドファンディングは、上手に活用することで企業成長や販路拡大につなげることができます。
さらに、国や自治体、財団法人が行う補助金と併用すると、より効果的に利用することが可能です。
今回は、クラウドファンディングと補助金を併用することで得られるメリットについて、おすすめの補助金とともに紹介します。

目次

1.クラウドファンディングの概要

補助金と併用できるクラウドファンディングのイメージ

クラウドファンディングとは、新しい取り組みを行いたい「起案者」に対して、取り組みに興味を持った「支援者」が、購入や寄付などの形で資金提供を行う仕組みのことです。
起案者は、クラウドファンディングを利用することで、新しい取り組みの宣伝を行いながら、取り組み実現のための資金を得ることができます。
支援者は、起案者の取り組みが実現されたときに、「もの」や「サービス」などのお礼(リターン)が得られます。

2.クラウドファンディングの種類

補助金同様に種類があるクラウドファンディングのイメージ

クラウドファンディングには、大きく分けて以下の6種類があります。

・購入型
・寄付型
・融資型
・株式投資型
・ファンド型
・ふるさと納税型

クラウドファンディングの種類によって、起案者ができることや支援者が得られるリターンが異なるので、どのような効果を得たいか考えて種類を選択しましょう。

2-1.クラウドファンディングの種類①購入型

購入型は、起案者のアイデアに対して支援者が資金を支援をする種類です。
日本では、東日本大震災の被災地復興の手段として活用されたことで注目を集めました。

立場 できること
起案者 ものや権利などのサービスを販売できる
支援者 ものや権利などのサービスを購入できる

購入型では、企業だけでなく個人や任意団体などが「起案者」としてアイデアを公開することができます。
リターンに対価性がない場合もありますが、起案者とのつながりを得ることで、さまざまな支援体験をすることもできるため、はじめて支援を行う人にもおすすめの種類です。

2-2.クラウドファンディングの種類②寄付型

寄付型は、公益的な活動を行う団体が利用できるクラウドファンディングです。
起案者のアイデアに対して、支援者がお金を寄付する仕組みとなっています。

立場 できること
起案者 ・集めた資金を寄付金として受け取ることができる(担当税理士と要相談)

・対価性のないリターンを支援者へ渡すことができる

支援者 ・支援先が寄付金控除対象団体の場合、税制優遇を受けることができる

・対価性のないリターンを受け取ることができる

被災地支援や福祉支援など、社会貢献性の高いアイデアが多いことが特徴です。
リターンには、お礼のお手紙や写真など対価性のないものが選ばれます。

2-3.クラウドファンディングの種類③融資型

融資型は、クラウドファンディング事業者が仲介して、資産運用をしたい個人投資家から資金を集めて借り、企業に融資する仕組みです。
日本では「ソーシャルレンディング」という名前でも知られています。

立場 できること
起案者 ・クラウドファンディング事業者を仲介して融資を受けられる

・クラウドファンディング事業者へ資金の返済を行う

支援者 ・投資家としてクラウドファンディング事業者へ投資資金を預ける

・分配や特典などで金銭的なリターンを得ることができる

個人投資家から集めた資金を起案者に「融資」するため、金融商品の1つとして分類される融資型。
融資型を利用する場合には、「貸金業法」や「金融商品取引法」などについて正しい知識を身につけておく必要があります。

2-4.クラウドファンディングの種類④株式投資型

株式投資型は、支援者へ非公開株を提供することで資金を得る仕組みのクラウドファンディングです。
株式会社が起案者となることで、資金調達の手段として活用されています。

立場 できること
起案者 支援者へ未公開株の公開・提供を行い、資金を得られる
支援者 ・起案者企業の情報を参考にした投資ができる

・非上場企業の未公開株を取得できる

起案者は年間1億円未満、支援者は1社に対して50万円までと投資金額に制限があります。
また、株式投資型を利用する場合には「第一種少額電子募集取扱業」の資格が必要です。

2-5.クラウドファンディングの種類⑤ファンド型

ファンド型は、特定の事業や取り組みに対して個人投資家から資金を募る仕組みです。
株式投資型と同様に、企業が資金調達を行うための手段として活用されています。

立場 できること
起案者 特定の事業や取り組みに対する出資の募集、資金調達
支援者 売上や成果、出資額に応じた金銭的なリターンを得られる

ファンド型では、支援者は金銭的なリターンだけでなく、ものやサービスを得られる場合もあり、社会貢献性が高いことが特徴です。
ファンド型を利用する場合には、利用先のクラウドファンディング事業者が「第二種金融商品取引業」に登録している必要があります。

2-6.クラウドファンディングの種類⑥ふるさと納税型

ふるさと納税型は、自治体が起案者となり、地域が抱える課題を具体的なプロジェクトにすることで、支援者から寄付を集めるクラウドファンディングです。
ふるさと納税の仕組みを利用したクラウドファンディングとなるので、支援者は寄付金控除を受けることができます。
クラウドファンディング提供事業者によって、できることや得られるリターンが異なるため、どのような形で地域課題を解決したいか・応援したいかでクラウドファンディング提供事業者を選択しましょう。

3.クラウドファンディングで得られる3つのメリット

補助金ではなく、クラウドファンディングを利用するメリット

クラウドファンディングを上手に活用することで、起案者は3つのメリットを得ることができます。

3-1.メリット①実績や確実性が低い企業でも資金調達しやすい

資金調達の1つである「金融機関の利用」では、企業の実績やプロジェクトの確実性が低いと融資を受けられないことがあります。
しかし、クラウドファンディングであれば、そのプロジェクトがいかに魅力的であるかを支援者に伝えることができれば、支援を受けられる可能性があります

3-2.メリット②ブランディングや顧客の獲得に繋げられる

クラウドファンディングは、ブランディングや顧客の獲得につなげることも可能です。

<用語解説>
ブランディング:独自のブランドを作り、ブランドに対する信頼や共感を通じて自社の価値を向上させ、他者との差別化を目指すマーケティング手法。

どのようなプロジェクトを顧客が望んでいるかを事前に知ることができるため、新規顧客の獲得や企業の営業幅を広げることができ、より多くの人に企業を知ってもらうきっかけにもなります。

3-3.メリット③テストマーケティングの手段としても活用できる

クラウドファンディングは、テストマーケティングの手段としても活用できます

<用語解説>
テストマーケティング:新しい商品やサービスを限られたエリアで一定期間試験的に販売することで、全国展開時の販売予測や生産計画を立てるマーケティング手法。

テストマーケティングの結果次第で、プロジェクトの進め方や見直しが必要な箇所を検討することができるので、より効果的で実現性のある商品やサービスの開発に繋げることが可能です。

4.補助金とは?

クラウドファンディングと一緒に利用できる補助金

補助金とは、国や地方自治体、財団法人などが企業を支援する制度のことです。
実施機関ごとに異なる政策目標を掲げており、その目標に合った取り組みを行う企業を「補助金の給付」という形で支援しています。
補助金はさまざまな分野で公募が行われているので、自社の取り組みに合った政策目標・分野を選択し、申請を行いましょう。

5.補助金を利用すると得られる3つのメリット

クラウドファンディングではなく、補助金の利用で得られるメリット

自社の状況や「こうなりたい」という未来の姿に合った補助金を選択することで、企業成長に役立てることができる補助金。
企業は補助金を利用することで、3つのメリットを得ることができます。

5-1.メリット①返済不要の資金を得られる

補助金を利用することで、返済不要の資金を得ることができます。
補助金は原則返済不要のため、新しい事業に取り組むときの資金負担を軽減することが可能です。
また、補助対象科目となる経費の種類が多く、事業に必要なものの多くが経費計上できることも珍しくありません。

5-2.メリット②企業価値の向上が期待できる

実施機関の政策目的に近い取り組みを支援する制度である補助金に採択されたということは、「社会貢献性が高い価値のある企業」と補助金を実施している機関から認められたともいえます。
国や地方自治体、財団法人から企業価値を認められている実績になるので、顧客からの信頼アップも期待できます。

5-3.メリット③業務改善点を知ることができる

補助金の申請には、「事業計画書」が必要です。
事業計画書は、自社の売上や生産性の状況の確認、今後の事業展開についてを踏まえて、客観的に策定する必要があり、その際に自社の業務改善点や強みの再確認ができます。
業務改善点や強みを知ることは、生産性の向上や業務効率化などの企業成長につながります。

6.クラウドファンディングと補助金を併用する2つのメリット

クラウドファンディングと補助金を併用するメリット

それぞれ利用するメリットがあるクラウドファンディングと補助金ですが、併用することでさらに2つのメリットを得ることができます。

6-1.併用するメリット①出資での資金調達ができる

クラウドファンディングと補助金を併用することにより、出資での資金調達が可能です。
補助金申請では審査時に、財務状況が健全であるかどうかの審査が行われます。
クラウドファンディングで得られる資金は「融資」ではなく「出資」扱いとなり純資産として計上されることから、財務状況の健全性を保つことができます。
また、補助金も返済不要な資金として利用できるため、クラウドファンディングと併用することで、事業に対する自己資金の投入を抑えることが可能です。

6-2.併用するメリット②販路を確保できる

商品やサービスを開発したあと、どのように販路を広げていくかが課題となることが多いですが、クラウドファンディング購入型を利用する場合には、販売前の販路確保が可能です。
通常の商品やサービス開発であれば「商品開発」のあとに「販売」という流れになりますが、クラウドファンディングでは「販売」のあとに「商品開発」という流れになります。
販売前に販路の大枠が確保できるので、販路拡大時のリスクを下げることができます。

7.クラウドファンディングと併用できる補助金5選!

クラウドファンディングと補助金を併用するイメージ

ここからは、全国で行われているクラウドファンディングと併用できる補助金5選を紹介します。
補助金の活用方法についてお悩みの方は、合同会社SCSへお気軽にお問い合わせください。
補助金採択実績のあるプロが、企業に合った補助金のご提案をさせていただきます。

7-1.【東京都】観光資源の保全等に係るクラウドファンディングを活用した資金調達事業

観光資源として活用できる施設や技術の維持や保全にかかわる取り組みを促進するために、クラウドファンディングでの資金調達を支援する補助事業です。
施設の修繕費用や東京都の魅力を感じられるプログラムの開催費用などを行う都内の観光関連事業者を補助対象としています。

・補助対象経費:クラウドファンディング事業者へ支払う手数料
・補助率:2/3(上限100万円)

東京都の観光資源として活用できる施設を保有している場合や、観光資源として活用できる技術などを持っている場合に利用できる補助事業です。
【東京都産業労働局│観光資源の保全等に係るクラウドファンディングを活用した資金調達事業

7-2.【岡山県新庄村】クラウドファンディング型ふるさと納税活用事業補助金

岡山県新庄村で行われている地域活性につながる事業を支援する補助事業です。
住民が主体的に村づくりを推進することを目的に行われています。

・補助対象事業:地域活性や課題の解決につながる事業のうち、総事業費100万円以上のもの
・補助金額:クラウドファンディングふるさと納税型の寄付金額から返礼品や手数料を引いた金額

中小企業者だけでなく、地域づくりの活動を行う住民団体や個人事業主、起業を目指す意思のある人であれば対象者となります。
【岡山県新庄村│クラウドファンディング型ふるさと納税活用事業補助金

7-3.【滋賀県甲賀市】甲賀市クラウドファンディング支援事業補助金

甲賀市の魅力発信や人口増加を目的とした、魅力的な商品・サービスの開発に取り組む企業のクラウドファンディングを支援する補助事業です。

・補助対象事業:市内で商品やサービスを開発する事業
市の地域資源の活用やブランド力向上に取り組む事業
そのほか地庁が認める事業
・補助率:補助対象経費の3/4以内(1,000円未満切り捨て)
・補助金上限額:30万円

甲賀市の魅力を伝えるために、テストマーケティングや資金調達手段としてクラウドファンディングを活用するときに利用できる補助金です。
【滋賀県甲賀市│甲賀市クラウドファンディング支援事業補助金

7-4.【奈良県明日香村】明日香村民間活力推進事業補助金

奈良県明日香村で行われている、村の産業振興や地域活性化を目的としたクラウドファンディングでの資金調達を支援する補助金です。

・補助対象経費:購入型または寄付型の手数料
支援金を早期に受け取るための手数料
・補助金額:対象経費の10/10
・補助金上限額:40万円

明日香村が行う観光戦略や農業戦略に合致し、関係機関と連携が図れる者を補助対象者としています。
【奈良県明日香村│明日香村民間活力推進事業補助金

7-5.【神奈川県茅ケ崎市】茅ケ崎市クラウドファンディング活用支援補助金

販路拡大や新事業、新商品の開発のためにクラウドファンディングで資金調達を行う茅ケ崎市内の事業者を支援する補助金です。
クラウドファンディングによる資金調達が成立したとき、クラウドファンディング事業者に支払う手数料が補助金として支給されます。

・補助対象経費:クラウドファンディング成立後、事業者へ支払う手数料
・補助金額:補助対象経費の1/2
・補助上限額:20万円

茅ケ崎市が行う相談事業や公的な経営サポートなどを受けた場合には、補助金額が異なるので、申請前に確認をしましょう。
【神奈川県茅ケ崎市│茅ケ崎市クラウドファンディング活用支援補助金

8.クラウドファンディングと補助金の実施・申請方法

クラウドファンディングと補助金の利用・申請の進め方のイメージ

クラウドファンディングと補助金の実施・申請方法について大まかな流れを紹介します。
利用時には、クラウドファンディング提供事業者公式サイトや補助金の公募要領をしっかりとご確認ください。

8-1.クラウドファンディングの実施方法

クラウドファンディングの資金調達方法には、2つの種類があります。

All or Nothing 支援金額が目標金額を超えた場合のみ資金を受け取ることができる

目標金額以下の場合は不成立として、支援金は全額返還

All In 支援金額が目標金額を超えていなくても資金を受け取ることができる

起案者はプロジェクトの実施を確約しなければならない

どちらの資金調達方法にするかは、起案者が決めることができるので、より効果的に資金調達ができる方を選択しましょう。
クラウドファンディングの実施方法は、以下の流れで行います。

クラウドファンディングの実施方法
1.アイデア(プロジェクト)の計画や具体的な目標を決める
2.クラウドファンディング提供事業者を選ぶ
3.クラウドファンディングサイトへ投稿し、審査を受ける
4.クラウドファンディングサイトのプロジェクトページを公開・宣伝をする
5.SNSなどを利用して支援者へ経過報告を行う
6.資金調達後、アイデア(プロジェクト)を実施
7.支援者へのリターンを行い、資金活用の状況を発信

実施方法の詳細は、クラウドファンディング提供事業者ごとに異なるので、利用するクラウドファンディング提供事業者公式サイトで確認しましょう。

8-2.補助金の申請方法

補助金の申請方法には「郵送」と「電子申請」の2つの種類があります。
今回は、電子申請を行う場合の流れを紹介します。

補助金の申請方法(電子)
1.電子申請用のGビズIDアカウントを作成
2.事業計画の策定・必要書類の用意
3.認定支援機関への相談
4.GビズID公式サイトから補助金の申請
5.採択後、交付申請を行う
6.補助事業の実施
7.実績報告書の作成・提出
8.確定通知書の受領・精算払請求書の提出
9.補助金の交付

電子申請に必要な「GビズIDアカウント」は、発行されるまでに時間がかかるため、補助金活用を検討中であれば、事前の登録がおすすめです。
GビズIDについて以下のページでも詳しく紹介しています。
【合同会社SCS│【より便利に】gBizIDがリニューアル!基本~新しくなった内容を紹介

9.クラウドファンディングと補助金を利用する際の注意点

クラウドファンディングと補助金を併用する際の注意点

利用することでさまざまなメリットを得られるクラウドファンディングと補助金。
デメリットやリスクを理解することで、より安全に確実性の高い資金調達をすることができます。
ここからは、それぞれを利用するときの注意点について紹介します。

9-1.クラウドファンディングを利用するときの注意点

クラウドファンディングを利用するときに気をつけたい3つの注意点を、対策方法とともに紹介します。
クラウドファンディングを利用するときの参考としてご覧ください。

9-1-1.クラウドファンディングの注意点①アイデアを盗まれる可能性がある

クラウドファンディングは、クラウドファンディングサイトでアイデアを公開することで資金調達を行うため、実現しなかったアイデアを第三者に盗まれてしまう可能性があります。
資金力のある第三者がアイデアを盗んだ場合、元々の起案者よりも先に商品化してしまう恐れもあるため、注意が必要です。
アイデアを盗まれたくない場合には、補助金などほかの資金調達方法を選ぶかアイデアの特許を取得するといいでしょう。

9-1-2.クラウドファンディングの注意点②目標金額を達成できないことがある

クラウドファンディングの利用時には「必ずしも目標金額に達成できるものではない」という理解が必要です。
クラウドファンディングの資金調達方法によっては、目標金額に達成できなかったことでプロジェクトがとん挫してしまう可能性もあります。
プロジェクトを確実に進めて行きたいのであれば、補助金などほかの資金調達方法を併用するのがおすすめです。

9-1-3.クラウドファンディングの注意点③資金を得るまでに時間がかかる

クラウドファンディングでは、集まった資金が口座に振り込まれるまでに時間がかかるため、すぐに資金が欲しい場合には不向きの資金調達方法です。
ブランディングやテストマーケティングを目的とする場合には、資金が口座に振り込まれるまでの間の資金のやりくりについても考えたうえで利用しましょう。

9-2.補助金を利用するときの注意点

補助金を利用するときに気をつけたい3つの注意点を紹介します。
今回紹介する注意点だけでなく、公募要領で定められているルールを守って申請を行いましょう。

9-2-1.補助金の注意点①補助金は後払い

補助金は、交付決定後に補助事業を行い、実際にかかった経費をもとに支給されるため、実際に資金が振り込まれるのは補助事業の実施期間後になります。
そのため、補助事業を実施するときには一度自社で資金を用意する必要があります。
補助事業実施のための資金の用意が難しいようであれば、金融機関からの融資を受けたり、クラウドファンディングを併用したりして事業資金を用意しましょう。

9-2-2.補助金の注意点②事業期間外に支出した経費は対象外となる

補助金では「事業実施に必要な経費の一部」を補助金として支給しています。
補助事業の実施期間外に支出した経費は対象外として扱われるので注意が必要です。
補助金を申請するからと先に購入・契約してしまったものは対象外となるので、補助事業を開始してから設備購入や契約を行いましょう。

9-2-3.補助金の注意点③事務処理はしっかり行う

補助事業終了後には、実績報告書や経費についての必要書類を提出しますが、事務処理が適切に行われていないと補助金の支給を拒否される場合があります。
また、補助金の種類や事業規模によっては会計監査が入ることもあるので、補助金利用時だけでなく、常日頃から事務処理をしっかりと行うことが大切です。

10.クラウドファンディングと補助金を上手に活用しよう!

クラウドファンディングと補助金の併用を検討する人々のイメージ

クラウドファンディングを支援する補助金は、日本全国で行われています。
新しい取り組みを行いたいとき、企業成長を目指すときの資金調達手段として、より効果的に利用するためにも、クラウドファンディングと補助金について理解することが大切です。

また、補助金はクラウドファンディングとの併用以外にもさまざまな場面で利用することができます。
補助金を活用して企業成長を目指したい方、新しい事業に取り組みたい方は、ぜひ一度合同会社SCSにご相談ください。

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監修者プロフィール

補助金コンサルタント 上田 晃生

1977年生まれ神奈川県横浜市出身。
OA機器の営業から飲食業界に入り店長・統括等を経験し、経営コンサルタント会社へ転職。

2021年に合同会社SCSを設立し独立。

経営者の潜在的な要望を引き出し、事業拡大を実現する「コンサルティング型」によって、1年間で100件以上の補助金申請をサポートし、1憶5千万円以上の採択を実現。

最適な補助金の提案から受給まで、完全サポートしている。